日銀利上げ!株価急落!その時の立ち回りは?
2024年8月頭に日本の株価が急落しましたね。
背景には日銀の利上げがあるようです。
せっかくですので今回は利上げと株価についてをお話ししたいと思います。
- 日銀はなぜ利上げをしたのか
- 金利が上がると何が起きるのか
- 利上げでなぜ株価が落ちるのか
- どう立ち回ると良さそうか
それでは行ってみましょー!
1. なぜ日銀は利上げをしたのか
日銀は、インフレ目標の達成つまりは物価の上昇率を前年と同じ水準にする目的として、利上げを実施しました。
低金利政策を長期間続けることで、景気刺激を図りつつ物価上昇を促すという施策を取ってきましたが、長期間続けるとインフレが進みすぎるリスクがあるため、金利政策を通じて物価を調整しているということですね。
2024年8月に行われた利上げは、日本の経済成長が堅調であったため、インフレがさらに進むことが予測されたために実施されたようです。また、海外ではアメリカの利上げが続けられていたため、円安が進み海外から日本への投資が増加し、日本株が上昇傾向にありました。
加えて、長期にわたる低金利政策が企業の財務状態を悪化させることが懸念されていたため、どこかしらで金利政策の転換をする必要がある状態でした。
そこで今回は具体的には、金利を現行の0.1%から0.25%に引き上げた形ですね。
引き上げ幅自体はそこまで大きくないですが、海外の状況なども相待って株価に大きな影響を与えたようですね
2. 金利が上がることで何が影響するか
そもそも金利があがるとどのようなことに影響するのでしょうか。
代表例としては以下が挙げられます。
- 借入コストが上昇し、消費や投資が抑制される可能性がある
- 株式や債券などの金融商品の価格は、金利の動向に敏感であり、金利が上昇すると、債券価格が下落する傾向にあることから、債券市場にも影響を及ぼすことがある
- 為替相場にも影響を及ぼすことが多く、通貨を運用する際には、金融政策の方針を踏まえた予測が重要となる
- 銀行や保険会社などでは、金利が上がることで、運用資産の収益が増える可能性が高くなる一方、貸出金利が増加することから、貸出利益や手数料収入が減少することがある
金利が上がることで、借入コストが上昇するため消費や投資が抑制される可能性があり、円高や、株価や債券の価格が下落する傾向があるようです。
3. 利上げでなぜ日本の株価は急落したのか
日本の株価が急落した理由は複数ありますが、利上げによる影響としては以下が考えられそうです。
- 高い経済成長からバブル期待が高まっていたため、利上げによって景気減速を予想する声が出て、株価が売られた
- 利上げによって企業の財務状況が悪化することが懸念され、株主が利益確定を行った
- 利上げによって円高が進み、輸出企業にとっての収益減少が懸念されたため、株価が下落した
株価は企業の先行指標であり上記に挙げたような人の予想や不安などの動向が反映される傾向があります。なのでその不安が的中し本当に業績が悪化して株価通りになる可能性もあれば、予想が外れて株価が戻る可能性もあります。
こればかりは誰も確実に当てることはできないのであまり振り回されない方が良いのかな、というのが個人的な意見です。
4. 日本の株価急落は他にも原因があるか
日本の株価急落には、利上げ以外にも原因があるとされています。例えば、アメリカの景気減速懸念から、海外投資家が資金を引き上げたことも株価の下落要因として挙げられます。
リーマンショックによる大暴落がこれに当たります。
また、新型コロナウイルス感染拡大の影響による景気悪化の懸念や、省エネの要請によって各企業の業績が低下することも株価の下落原因の一つとされています。
コロナによる大暴落は体験された方も多いのではないでそうか。
金利に振り回されず安定した資産運用を!
個人的には日々の株価の変動に惑わされず、毎月コツコツ投資信託などに積み立てて運用するのが、ミリオネアへの近道かなと思っています。
動向は把握しつつも日々の値動きにメンタルを左右されないことが健康にも繋がりますね。
短期間で楽して稼げることはないですが、長期間なら可能です。じっくり蓄えていきましょう。
それではまた!