【老化促進】体に悪い油と見分け方
こんにちは、マサです!
みなさん油の選び方は気をつけてますか?
食事の上で必ずと言って良いほど使われるのが油ですね。
そんな毎日体に取り込んでいる油ですが、意識して選ばないと体を老化させる原因になります。
- 植物油で老化するのはなぜ?
- 良い油と悪い油の見分け方を知りたい
- どんな植物油を選べば良いの?
そんな悩みを解決するため油について解説してみたいと思います。
それでは行ってみましょー。
植物油とは植物から抽出された油分
油には動物性のものと植物性のものが存在します。
動物性の油は昔から動物の脂肪を切り出し灯りの原料として使われてきました。
一方、今回取り上げるのは植物性の油で、これは菜種や大豆、ひまわりの種など植物に含まれる油を取り出したものになります。
スーパーなどで目にするサラダ油はまさしく植物油ですね。
他にもオリーブオイルやココナッツオイルなど、植物から取り出されたものは全て植物油ということになります。
悪い油とは体を老化に導く酸化した油
サラダ油と聞くと家庭に一本は置いてあるイメージがありますが、多くのサラダ油は健康に悪影響があるのではないかと言われています。
老化を扱った記事で何度も紹介している通り、人の体が老化する原因の一つは体の酸化です。
そして体を酸化させる原因には、酸化した食べ物を取ることが挙げられます。
植物油の中でもサラダ油には酸化しやすく、そしてその多くは店頭に並んだ時点ですでに酸化が進んだ状態であると言われる程です。※後述しますが製造方法に依るためすべてのサラダ油が悪いわけではありません
つまり悪い油とは酸化した油のことを指しています。
悪い油と良い油の違いは製造方法
油が酸化する原因の一つは加熱です。
そのため料理で熱を加える際にも加熱しすぎないことが大切ですが、それ以前に製造段階で高温加熱されていた場合には、ドレッシングとして使ったところで手遅れです。
悪い油は溶剤により抽出
植物から油を短時間でより多く抽出する方法として、ヘキサンと呼ばれる溶剤を使った抽出方法があります。
植物をヘキサンに漬けると油が溶け出します。
そしてヘキサンには加熱により69度で蒸発する性質があるため、ヘキサンに溶け出した油を取り出すことが可能という仕組みです。
しかし、ここで問題なるのが冒頭でも触れたヘキサンを蒸発させるための加熱処理で、このタイミングで油が酸化してしまうのです。
また、この抽出方法でもう一つ無視できないのがヘキサンという溶剤。
ヘキサンには毒性があり加熱により取り除かれているとはなっているものの、製造の過程であえてそうしたものと混ぜてしまうこと自体が不安を感じざるを得ません。
良い油は低温圧搾により抽出
ではヘキサンを使った溶剤による抽出方法以外に何があるかと言えば、シンプルに圧搾です。
原料となる植物に圧力を掛けて油を搾り取る方法ですね。
圧搾の場合も搾り取ることだけを考えて圧力を加えると熱が発生して酸化に繋がるため、温度が上がりすぎないよう配慮して圧搾する低温圧搾が理想的です。
溶剤を使った抽出方法よりも時間がかかり、抽出量も少なくなるためどうしても値段は上がってしまいます。
悪い油を避ける選び方
製造方法含め植物油選びにはいくつか気をつける点があります。
製造方法が明らかにされている
まず一つ目は先程触れた製造方法です。
安い油には大抵何も表記がありません。
一方低温圧搾で手間を掛けた分だけ値段の張る油には製造方法がアピールされているものです。
容器は透明以外でガラス製
続いては容器です。
油を酸化させる要因の一つに光があります。
よくオリーブオイルで緑がかったガラス瓶に入っているものを見かけますよね。
緑がかっているのは遮光性のためです。
そしてもう一つ気をつけておきたいのはガラス容器であることですね。
プラスチックには油に溶ける成分が含まれている場合があり、毒性があるのではないかと懸念されています。
そのため容器は色のついたガラス瓶を選ぶようにしましょう。
一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)が多い油
絶対ではないですが、特に加熱調理に利用する場合に意識しておきたいのが脂肪酸の種類です。
まず脂肪酸には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類があります。
飽和脂肪酸とは牛脂などの肉類の油に含まれるもので、中性脂肪やLDL(悪玉)コレステロールが増える原因となり体に悪いものとされています。
不飽和脂肪酸とは魚や植物の油に含まれるもので、中性脂肪やLDL(悪玉)コレステロールを調整するとされ、体に良いものとされています。
そして不飽和脂肪酸の中でもさらに一価と多価に分かれます。
一価不飽和脂肪酸はオレイン酸と呼ばれ、多価不飽和脂肪酸はDHAなど巷でも体に良いものとしてよく耳にする成分が含まれます。
どちらも健康のために適量摂取が勧められていますが、ここで注意したいのが酸化への強さです。
一価不飽和脂肪酸は加熱による酸化に比較的強いのに対し、多価不飽和脂肪酸は加熱により酸化しやすい性質があります。
ドレッシングに使う際にはあまり問題になりませんが、加熱調理をする場合には酸化に強い一価不飽和脂肪酸を多く含む油を選びましょう。
おすすめの良い油はオリーブオイル
以上を踏まえておすすめしたい油はずばりオリーブオイルです。
加熱にも強く、ドレッシングとしても使いやすい万能な油です。
スーパーでもよく見かける油で拍子抜けかもしれませんが、オリーブオイルの中でも安価なものは製造方法に問題があり酸化している可能性があります。
これまでの内容を踏まえて安全なオリーブオイルを選びましょう。
もちろん加熱調理しないのであれば、製造方法に気をつけながら他の油を選んでも問題ないかと思います。
体に悪い油を避けて老化を防ごう!
酸化した油は体をも酸化させ老化や病気の原因になります。
毎日取る油だからこそ、製造方法、容器、脂肪酸の種類を確認して体に良い油選びをすることで、健康寿命を延ばしていきましょう。
それではまた!