【パニック障害】不安の解消に大切なおすすめの運動習慣
こんにちは、マサです!
みなさんは最近不安なことはありますか?
不安を感じること自体は人の自然な反応ですが、扱い方を誤ると場合によってはうつ病やパニック障害などの精神疾患を発症してしまいます。それは避けたいですよね。
というわけで今回は不安をテーマに運動について触れてみたいと思います。
それでは行ってみましょー。
不安とは困難を乗り切るために必要なもの
なぜ人は不安を感じると思いますか。
もし不安が人にとってまったく不要なものであれば、進化心理学の観点から言えば自然淘汰され進化の過程で消滅しているはずです。
では不安は一体何の役にたっているのかというと、何らかの危険や問題、障害を察知し対処するためです。
狩猟生活していた時代までさかのぼれば、例えば肉食獣にいつ襲われるかわからない状況の中生き延びるためには、集団の中に些細な出来事でも不安を感じ、常に気を張り巡らせるような繊細な人が居ると生存率があがるため必要とされていたといったものです。
つまり感じ方に程度の差はあれど誰でも必ず不安を感じることがあり、それは遥か昔から人類が生き延びるために必要な能力なのです。
しかしながら、現代では生活スタイルは大きく変化し、常に生きるか死ぬかの中を生きている人はほとんどいません。
そのため不安に対してネガティブな印象を持つことが多いですが、本来は困難を乗り切るために必要なものであり、まったく不要な能力ではないのです。
不安による病・パニック障害
不安は必要な能力といっても、度を越えれば病として扱われます。
ニュースなどで見かける芸能人のパニック障害もその一つですね。
パニック障害は、普段は特にいつもと変わりなく活動できるのですが、特定の状況に対して極度の不安と恐怖を感じてしまい、身動きが全く取れなくなったり心臓発作を起こしたような痛みに襲われる症状です。
一度発症すると、次いつまた同じ状態になってしまうのかという不安にかられ、その不安から何も行動ができなくなってしまい、やがて全般性不安障害などに発展する恐れがあります。
不安から来る病の怖いところは、不安に対して不安を感じるという負のスパイラルに入り込む可能性があることです。
不安を解消するための運動習慣
人は何かに対し不安を感じることで、それに対処するための方法を考えるきっかけが生まれます。
しかし、気に留める程でもないごく些細なことにまで不安を感じ続けてしまうと前に挙げたような病を患っていしまいます。
そうならないためにも不安に対処する方法を身につけておくことが重要です。
そこで必要なのが有酸素運動です。
行動を改善するには心に働きかけることが良く、心を改善するには行動に働きかけることが大事になります。
ある不安障害を抱えた患者に対し、エアロバイクのような家で行える有酸素運動を毎日行うよう促した結果、徐々に症状が改善したという結果が得られています。
人は運動をしている間は不安が和らぎ、例え不安を感じても運動をすることで対処できることを知ると、不安そのものに対して不安を感じることも和らいでいくためです。
おすすめの運動習慣
有酸素運動、と言っても具体的にどんなことをすればよいのか。
ここでは具体的な運動方法を3つ紹介します。
運動全般に言えることですが、無理のない範囲の強度で良いので毎日行うことが大切です。
ウォーキング
30分から1時間程度行うことで血行が良くなり、脂肪燃焼の他、様々なメリットを得ることができます。
そして週1,2回程度は20~30分で構わないのでいつもより少し早いペースで行うこともオススメですね。
同じ負荷だと身体が慣れてしまいますし、変化を付けることで気分転換にもなります。
また、ウォーキングコースとしては木々のある大きな公園など自然の中に身を置ける場所を選ぶと、ストレス解消にも繋がり効果的です。
ランニング
基本的にはウォーキングと同様です。ウォーキングでは物足りなくなって来たら始めるのも良いですね。
ランニングも同様に週1,2回は負荷を変えながら30分程度行えると良いですね。
ランニングコースはウォーキングコースと同じで問題ありません。
なかなか近くに自然がない場合でも、出来れば車通りの少ない静かなところで行えると、落ち着きますし排気ガスなどの心配も要らないためオススメです。
HIIT
HIIT(ヒート)というのをご存知でしょうか。
HIITとは高強度インターバルトレーニングのことで、スポーツ選手や短時間でより効果的なダイエットを行いたい人が取り入れるトレーニング方法です。
例えばバーピーというジャンプと腕立て伏せを交互に繰り返す運動を、20秒行ったら10秒休むを1セットとして、5,6セット繰り返すといったものです。
5分以内で終わり効果も高いためオススメの種目ですが、強度が高すぎるのでいきなり始めると習慣化する前に挫折してしまいます。
普段運動などをされていない方はまずはウォーキングから始め、より高い強度を目指したくなったときに徐々に強度の高い方法に移っていくと良いですね。
不安対策という観点から言えばHIITは必須ではないため、あくまで参考程度に試してみてください。
運動を習慣化して不安を解消しよう
不安を感じることは生きる上で大切なことですが、扱い方を誤ると病へと発展してしまいます。
そうならないためにも、今の内から運動習慣を見に付けて、いつ何時でも不安への対策ができる準備をしておきたいですね。
それではまた!